ジャンル・エリア : 富山 | 文化 2014年06月24日

ぬくもりのある風合いのギャッベ=南砺市福光で
イラン南西部の手織りじゅうたん「ギャッベ」の展示即売会が、南砺市福光の石崎家具福光店で開かれている。収益の一部は日本ユニセフ協会を通じ、世界中の子どもたちの支援に使われる。29日まで。
ギャッベは遊牧民たちが、高地で暮らす羊の高質な毛を草木染したペルシャ伝統のじゅうたん。座布団から畳4畳のサイズまで同じデザインは2つとなく、ぬくもりのある風合いの約200点が並ぶ。
企画したのはインテリア販売「ボー・デコール」(新潟市)。2002年、買い付けスタッフが現地のアフガニスタン難民の村で、教育を受けられない子どもの姿を目撃したのがきっかけだった。
同社は全国各地でギャッベ展を開き、イラン情勢悪化前の12年まで毎年、村を訪れて文房具を手渡し。昨年からユニセフ協会への寄付に切り替えた。担当社員の鈴木日富さん(34)は「日本ではなかなか見られない色使いなので足を運んでほしい」と呼び掛けている。 (近藤統義)