ジャンル・エリア : 山 | 文化 | 歴史 | 静岡 2014年08月25日

かごをデザインしたゴンドラの前で、利用者を案内する和装の女性ガイド(左)=静岡市駿河区で
◆月1回実施
静岡市駿河区の日本平展望台と久能山東照宮を結ぶ「日本平ロープウェイ」は24日から、女性ガイドと改札の男性係員が和装で接客する取り組みを始めた。原則月1回で、第2日曜に実施する。
女性の和装は身分の高い人に仕える腰元の着物をイメージ。弓矢の羽を連想させる模様で赤と紫の2色を準備した。男性職員は濃紺の着物を身に着ける。
ゴンドラに江戸時代によく使われていたかごをデザインしている日本平ロープウェイは最近、和の趣を押し出そうと試みている。7月から鈴付きの木製のつえ、8月初旬から和傘の無料レンタルを実施している。平井守所長は「和装の職員のもてなしで、利用者により日本らしさを感じてほしい」と話す。
(山田雄之)