ジャンル・エリア : まちおこし | 三重 2014年09月17日

観光アプリ「かざすCITY」にある「かざすTOWN明和」のトップページ
明和町は、町の観光施設やイベント情報をスマートフォンやタブレット端末で調べ、案内してもらえる無料のアプリ「かざすCITY」を使った観光案内を始めた。カメラ画面越しに観光施設や飲食店、トイレ、駐車場などへ誘導してくれる。町は「アプリを片手にいろいろなスポットを回ってもらえれば」と呼び掛ける。
アプリ「かざすCITY」をダウンロードすると、県南部の地図が表示され、「かざすTOWN明和」選ぶと「AR観光ナビ」と「観光情報」が表示される。町内の施設は、見る▽聞く▽食べる▽イベント▽駐車場▽世界遺産-など12のカテゴリーにあらかじめ分類されている。
「AR~」を選び、施設がある方向をかざすと、目の前の光景を写したカメラ画面に施設名が表れる。知りたい施設を選ぶと、簡単な案内が表示される。自分の居場所からの距離も示され、目的地まで地図で導いてくれる。探索エリアは20キロから500メートルまで選択できるため、遠い場所からだと、電車の乗り継ぎなどを含めて教えてくれる。
「観光案内」では12のカテゴリーごとに施設の内容が分かる。現在、組み込まれているのは文化財や観光施設、駐車場、トイレを含め全体で70カ所。
例えば「食べる」で調べると、斎宮休憩所と斎宮歴史博物館内の喫茶店「ルインズ」の2カ所が表れる。
「かざすCITY」は一昨年から伊勢市で運用が始まり、近隣市町に広がった。7月から近隣市町の情報が一括でダウンロードできるようになり、明和町は8月25日から加わった。町担当者は「伊勢に行く観光客がアプリを見て明和町にも寄ってくれるのでは」と期待を寄せる。
町では今後、多言語対応も検討するほか、「斎宮跡などの文化財にスマホを向けると、当時の様子が画面で再現されるバーチャル3Dで楽しめるようにしたい」としている。
アプリは「Playストア」か「App Store」で「かざす」で検索する。
問い合わせは、町斎宮跡・文化観光課=電0596(52)7138=へ。
(大沢悠)