ジャンル・エリア : 三重 | 文化 | 歴史 2014年11月07日

旧校舎に並ぶ昔懐かしい文房具=伊賀市の旧小田小学校で
鉛筆を削るためのナイフや、石盤などの文具を展示する「わたしと文房具」が伊賀市小田(おた)町の旧小田小学校本館で開かれ、県指定文化財の歴史的な旧校舎に、年配の人にとって昔懐かしい品々が並んでいる。30日まで。
文房具を通して時代の変遷を感じてもらおうと、旧校舎を管理する地元の公益財団法人「市文化都市協会」が開催。ブリキやセルロイド製の筆箱や鉛筆、コンパス、クレヨン、でんぷんのりなど昭和時代の物から最近の物まで300点以上を展示した。
ナイフを使った鉛筆の削り方や「筆入れって、いつからあったの?」といった疑問に答えるパネルもある。
旧小田小学校は1881(明治14)年に建てられ、1965(昭和40)年まで校舎として使われていた。昔ながらの教室風景も再現され、石盤やガラスペン、ガリ版の体験もできる。
担当者は「文房具を通して懐かしい思い出に浸ったり、子どもたちには文房具の移り変わりを知ってもらいたい」と話す。
火曜日休館。入場料は大人100円、大学生50円、高校生以下30円。
(中山梓)