ジャンル・エリア : 近畿 | 鉄道 2015年01月15日

車体に大きく描かれたマイキー=甲賀市信楽町で
甲賀市の信楽高原鉄道(SKR)は15日から、北欧の人気陶芸作家リサ・ラーソンさんの絵本に登場するネコのキャラクター「マイキー」をデザインしたラッピング列車を走らせる。外装のほか車内にもマイキーや動物たちがふんだんに飾り付けられ、楽しい雰囲気に包まれている。
「マイキー・トレイン」は、県立陶芸の森で3月7日に始まる開設25周年記念特別展「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン展」に合わせた企画。開催期間の6月7日まで、1日おおむね6往復する。
ピンクを基調とした車体に大きくマイキーが描かれ、ヘッドマークはマイキーとラーソンさんの代表作の動物シリーズをデザイン。車内も座席シートやつり革などにキャラクターが描かれ、運転席脇にはマイキーのぬいぐるみも飾られている。
SKRは2月1日から信楽駅で、鉄道の1日フリーパスと入場券をセットにした割安な共通チケットを1560円(通常フリーパス1000円、入場券700円)で販売する。

キャラクターは車内にも=甲賀市信楽町で
◆運行再開1カ月で9割増の9265人に
甲賀市の中嶋武嗣市長は14日の定例会見で、昨年11月29日に運行再開した信楽高原鉄道(SKR)の12月の乗客数(定期券利用を除く)は前年同月比約9割増の9265人だったと明らかにした。
市によると、前年同月は代行バスによる運行で4917人。通常の鉄道運行だった一昨年同月の8557人に比べても708人増。中嶋市長は「お祝いの意味を込めた増加。地元の人に優先的に乗ってもらうよう取り組みを進める」と述べた。
(小川直人)