ジャンル・エリア : まちおこし | 愛知 | 文化 2015年01月22日

「同世代に知多半島の魅力を伝えたい」と話す田村さん(左)と森本さん=半田市南二ツ坂町で
知多半島の情報誌を発行する出版社「山海舎」(半田市土井山町)が、知多四国霊場の巡礼をテーマにした別冊「弘法さん」を出版した。編集長の田村史彦さん(29)=半田市土井山町=ら20代のメンバーが、若者も楽しめる内容に仕上げた。
山海舎は年4回、半島内の飲食店や文化、歴史を紹介する情報誌「エディット知多半島」を発行。田村さんの父都志夫さん(67)が創刊し、昨年、史彦さんが編集長を継いだ。
近年若い女性の間で寺社の御朱印集めが人気であることから、知多四国に着目。田村さんと友人の森本雄一さん(24)が編集を担当し、写真やイラストは田村さんの同級生らに依頼した。番外を含む98カ所の寺社のほか、道中の飲食店や名所を紹介。親しみやすいようイラストを多く使い、寺社の基本用語の解説も載せた。
田村さんは「巡礼にルールはなく若者でも気軽に楽しめる。今後はインターネットとも連携し、より同世代に身近な情報誌にしたい」と話している。
A5判、144ページ、864円。知多半島内の書店で販売している。(問)山海舎=0569(22)3623
(山野舞子)