ジャンル・エリア : まちおこし | 特産 | 石川 2015年03月02日

特産品や遠藤グッズなどが並ぶ観光物産施設「四季彩々」=穴水町大町で
北陸新幹線の開業を見据え、のと鉄道穴水駅前に建設されていた観光物産施設「四季彩々」が1日、穴水町大町でオープンした。特産品の販売や観光情報の発信拠点となる。
広さ168平方メートルの木造平屋で、駅舎とトイレ棟の間の空き地に町が整備。黒瓦や白い外壁など周囲の景観と統一感をもたせた。
町内産を中心とした県内の農産物や海産物をはじめ、大相撲で活躍する町出身の遠藤関のグッズを陳列。これまで駅周辺になかった軽食コーナーも設けられた。
雨の中の落成式で石川宣雄町長は「駅前の活性化を図り、にぎわいを町全域に広げたい」とあいさつ。関係者がテープカットをして祝った。指定管理者として運営するのと鉄道によると、店員5人を地元から雇用した。品数を順次増やしながら年間5000万円の売り上げを目指す。
穴水駅から先は鉄道がないため、駅前広場をターミナル化し、高速バスや路線バスが乗り入れる構想も進んでいる。 (加藤健太)