
かわいらしい花を付けた紅梅=甲良町の西明寺庭園の前庭で
湖東三山の一つ、甲良町の西明寺では、バラ科の八重咲き紅梅がかわいらしい花を付け始めた。中野英勝住職は「春の訪れを楽しんでもらえたら」と話している。
庭園の前庭に入る門をくぐると、高さ3メートルある樹齢350年の古木一本が出迎えてくれる。枝には無数の濃いピンク色の花。小鳥が「チュンチュン」と鳴きながら枝間を飛び回っていた。
八重咲き紅梅の後ろには、薄いピンクの花を咲かせる紅梅と、白梅の木がそれぞれ一本ずつ植わっているが、まだつぼみの状態。寺によると来週以降、3色の共演が楽しめるという。寺全体では、30本のウメがある。(問)西明寺0749(38)4008
(河辺嘉奈子)