ジャンル・エリア : まつり | グルメ | 甲信越 2015年04月03日

クマ、イノシシ、ザザムシなどの料理を盛り合わせた「珍味七色弁当」=伊那市の伊那商工会館で
伊那市中央の住民有志でつくる伊那公園桜愛護会は、12日に同公園内で開く「桜まつり」イベントで、ハチの子、クマ肉、寒ブナなどの料理を盛り合わせた恒例の「珍味七色弁当」を販売する。山、川の幸と伝統文化を知ってもらいたいと2011年から始め、今年で5年目。会員たちは「桜とともに伊那谷の風情を楽しんで」とPRしている。
おかずはクマ肉のみそあえ、イノシシ肉の煮物、ザザムシのつくだ煮など。ジバチの幼虫の入ったハチの子ご飯には、さらにオオスズメバチの煮物をトッピング。調味料を除いた原材料はすべて、伊那谷産を使っている。1食1500円。
2日は市、商工団体幹部らを伊那商工会館に集めて試食会。出席した会社員の女性は「特にザザムシは、うま味がしっかりしていて好き」と話していた。横森孝心会長(73)は「会の中では、これまでで一番おいしく仕上がったとの声もある。ぜひ味わって」とアピールしている。
伊那公園はソメイヨシノ、コヒガンザクラなど12種類450本の桜が植えられている。12日はカラオケやバンド演奏などを盛り込んだイベントがあり、弁当は午前11時から、会場内で150食を販売する。このうち50食は予約を受け付ける。(問)「竜門」=0265(78)7151
(近藤隆尚)