ジャンル・エリア : 愛知 | 芸術 2015年04月08日

力作が並ぶ白日会展名古屋展=名古屋・栄の県美術館ギャラリーで
写実的な絵画や彫刻作品を集めた第91回白日会展覧会名古屋展(中日新聞社共催)が7日、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで始まった。12日まで。
東京、名古屋、大阪、長崎の4カ所で開催する巡回展。白日会会員や公募した一般の絵画140点と彫刻17点の計157点を紹介している。風景や人物などモチーフはさまざま。ほとんどが具象で、写真を切り取ったような立体感や色彩を表現した。
室内で髪飾りをつけてもらっている女性を描いた「離岸の唄」は服の質感や光沢、髪の毛の一本一本まで精密に描かれている。
板をキャンバス代わりに、アオイ科のフヨウとチワワを描いた「見上げるチワワ」の作者で、白日会中部支部長の牧内則雄さん(67)は「筆達者の作家ばかり。分かりやすい作品が多いだけに、来場者が入り込みやすい」と来場を呼び掛ける。入場料は一般700円、大学生以下無料。
(梅田歳晴)