ジャンル・エリア : 動物 | 愛知 2015年05月18日

水槽を泳ぐ「スマ」=名古屋市港区の名古屋港水族館で
名古屋市港区の名古屋港水族館で17日、マグロやカツオの仲間として知られる「スマ」30匹が南館の黒潮大水槽に搬入された。19日から公開する。
スマはスズキ目サバ科。現在は体長約30センチだが、体長1メートル、体重10キロほどに成長する。見た目はサバに似ており、後背部のしま模様が特徴。味はマグロに近いとされ、絶滅の恐れがあるクロマグロに代わる養殖魚としても注目されている。
愛媛大と愛媛県水産研究センターが提供。17日朝に同県内のいけすから水槽付きのトラックで出発し、午後7時前に水族館に到着した。飼育員らが直径2メートルほどのタンクを使って搬入すると、水槽の中を伸び伸びと泳ぎ回った。
飼育員の岡本仁さん(34)は「『幻の魚』と呼ばれるほど珍しい魚なのでぜひ見に来てほしい」と話す。

慎重に搬入するスタッフ=名古屋市港区の名古屋港水族館で
黒潮大水槽は日本列島南岸の温暖な海を再現しており、マイワシの群れやシイラも楽しめる。月曜休館。(問)名古屋港水族館=052(654)7080
(奥村圭吾)