
雨の中、かれんに咲く大賀ハス=長久手市郷前で
長久手市郷前の戸田淑子さんが自宅の休耕田で丹精している「大賀ハス」が見頃を迎え、雨の中でかれんに咲くピンクの大輪が訪れる人を楽しませている。
大賀ハスは、1951(昭和26)年に千葉市の地層から発見された弥生時代のハスの実を、植物学者の故大賀一郎博士が育成させた古代種。博士の名前にちなんで名付けられた。
戸田さんは約10年前から600平方メートルほどの休耕田で大賀ハスを栽培。毎年この時季になると、撮影や写生を目的に多くの市民らが訪れる。戸田さんは「緑の葉とピンクの花の美しい色合いが魅力」と話している。今月末まで楽しめるという。
戸田さん方は、長久手市福祉の家から北に200メートルほど先に位置する「大草」の交差点近く。
(渡辺健太)