ジャンル・エリア : まちおこし | 花 | 近畿 2015年08月27日

遊休地に大輪の花を咲かせたヒマワリ=長浜市加納町で
長浜市加納町の市道沿いにある遊休地を活用した農地で、7000本のヒマワリが大輪の花を咲かせ、見頃を迎えている。集落内の景観を良くしようと、地元農家らでつくる「加納の郷保全会」が今年、初めて植えた。9月中旬ごろまで楽しめそう。
町内では30~40年ほど前までは、約60軒が農業に従事していたが、高齢化や担い手不足から今では17軒に減少。遊休地は増えていった。
保全会は集落内の景観をきれいに保つため、一昨年から2000平方メートルほどの遊休地を活用してコスモスの栽培を始めた。今年は雰囲気を変えようと、6月下旬に保全会や地元住民13人が1万粒のヒマワリの種を植えた。
満開に咲き誇ったヒマワリに、子ども連れが写真を撮ったり、通行人が足を止めて見入ったり、評判は上々。保全会の加納徳雄さん(63)は「数も多くて見応えは十分。きれいに咲いてくれて良かった」と喜んでいた。
(山中正義)