ジャンル・エリア : 山 | 歴史 | 福井 2015年10月19日

市街地が霧に包まれ、雲海に浮かぶ天空の城のようになった越前大野城。亀山の木々が色づき始めている=大野市の犬山から
大野市街地は18日朝、濃い霧に包まれ、越前大野城が雲海に浮かぶように見える「天空の城」が出現した。犬山(324メートル)の眺望スポットには約60人が集まり「最高にきれい」と感嘆の声が上がった。
この日の朝、市内は最低気温10.7度で平年並みの冷え込み。17日から湿度が高めで、同日夜から県内全域に濃霧注意報が出ていた。
犬山では午前6時の日の出から約2時間、天空の城が見られた。城がそびえる亀山(249メートル)周辺の市街地を霧が覆い隠す絶景。福井市の会社員堀川恭司さん(56)は「4回目の挑戦ですが、こんなにきれいに見えたのは初めて」とカメラに収めていた。
秋から春先の晴れた早朝に霧がかかると見られる。11月に最も出現しやすいという。
(尾嶋隆宏)