ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 歴史 2016年01月19日

杉原千畝氏に関する資料を解説するパネル=岐阜市宇佐の県図書館で
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツから迫害されたユダヤ人に日本の通過ビザを発給した外交官の杉原千畝氏(1900~86年)の関連資料を紹介するパネル展が、岐阜市宇佐の県図書館で開かれている。28日まで。
リトアニアの日本領事館で杉原氏が発給したビザの記載があるパスポート、晩年に記した自筆の手記など、出身地の八百津町が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に申請している資料を解説するパネル23枚を展示した。
当時の世界情勢や、日本の通過ビザを手にした人たちが敦賀港から入国し、神戸を経てカナダや米国へ逃れたことなどが分かる。企画した県国際戦略推進課の担当者は「杉原氏の功績を広く知ってもらい、記憶遺産登録に向けた機運を高めたい」と話す。月曜休館。
(木下大資)