ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 | 文化 2016年01月26日

左が「赤つゆ」、右が「白つゆ」のにかけうどん=豊橋市で
豊橋市周辺でかつて食べられていたという「節分うどん」を復活させようと、豊橋麺類組合は2月1~10日、2種類のしょうゆの味を食べ比べることができるセット「紅白にかけうどん」を売り出す。
江戸時代の年越しそばは、立春前日の節分のころに食べられていたとされる。小麦を作っていた豊橋市周辺では、収穫期とも重なり、節分にうどんがよく食べられていたと伝わる。
にかけうどんは、かまぼこ、揚げ、青菜などが載った豊橋のうどんの定番。濃い口しょうゆを使った通常の「赤つゆ」のほか、三河特産の白しょうゆを使った「白つゆ」を用意している店も多い。赤は甘めで、白はすっきりした味という。
組合の戸倉信一郎青年会長(43)は「つゆが2種類あると知らない人も多い。豊橋のうどん文化を知ってほしい」と話す。
市内19店舗でオリジナルセットを提供。店名は今後、組合ホームページに掲載する。
(小椋由紀子)