ジャンル・エリア : オブジェ | 愛知 | 滝 | 自然 2016年01月27日

ライトアップされた氷瀑=豊田市稲武地区で
豊田市稲武地区で、冬の風物詩「氷瀑(ひょうばく)」のライトアップが始まった。赤、青、緑、黄色の4色のライトが、幾重にも重なったつららに反射して幻想的な空間をつくり出している。
今季は暖冬の影響で例年より2週間遅れた。氷瀑づくりに取り組む松井徹さん(68)は「形になっては解けての繰り返し。ようやくここまできた」と話す。つららが50センチほどになったのを機に、20日からライトアップを始めた。
ここ数日の厳しい寒さで、氷瀑づくりが進む一方、水道工事業を営む松井さんは、昼間は凍結した水道管の修理に奔走している。
夜間は制作に励む生活に、「一日中、水と氷に関わってるね」と笑う。苦労のかいあって、26日には最長2メートルほどに仕上がり、「もう解けないでほしい」と願う。
ライトアップは午後6時から9時まで。松井さんは「つららは1本1本形が違うから、ライトの反射の具合も違う。いろんな氷の表情を楽しんで」と話す。
(岸友里)