ジャンル・エリア : イベント | 城 | 甲信越 | 花 2016年04月05日

ライトアップされたサクラを眺める観光客ら=松本市の国宝松本城で
サクラが開花した松本市丸の内の国宝松本城で4日、恒例の「夜桜会」が始まった。本丸庭園も無料開放され、市民や観光客らがライトアップで浮かび上がったサクラや天守の幻想的な光景を楽しんでいる。夜桜会は15日まで。
松本城管理事務所によると、松本城一帯のサクラは現在、七、八分咲き。本丸庭園は外国人の姿が目立ち、城を背景にサクラの写真を撮る姿が見られる。
月見櫓(やぐら)では3曲やフルート、雅楽が演奏され、本丸庭園にいた安曇野市三郷温の内山万喜江さん(60)は「優雅な気分になりますね」と笑顔で話した。
城周辺では「国宝松本城桜並木光の回廊」として、松本商工会議所などでつくる実行委員会も、外堀の北側と東側のサクラ並木計約600メートルを同日からライトアップしている。
夜桜会は、期間中の午後5時半~9時に催され、本丸庭園も無料開放される。光の回廊は13日までの午後6時半から9時(金、土曜は午後10時)まで。
(成田嵩憲)