ジャンル・エリア : 甲信越 | 神社・仏閣 2016年04月10日

回向柱の前で御真言を唱える僧侶たち=駒ケ根市の光前寺で
駒ケ根市赤穂の古刹(こさつ)光前寺の本堂で9日、開扉法要が営まれ、6年ぶりに秘仏の不動明王の御開帳が始まった。5月8日まで。
吉沢道人住職(68)が護摩木を焚(た)いてお経を唱える中、僧侶が秘仏を収めた厨子(ずし)の扉を開け、右手に錦の綱を架けた。法要には約20人の檀家(だんか)役員も参列した。
綱は本堂前の回向(えこう)柱につなげられている。僧侶たちが柱の前で般若心経と御真言を唱えた後、多くの参拝客が御利益を授かろうと柱に触れていた。
吉沢住職は「気持ちを新たにした。桜を楽しみつつ、多くの方に参拝いただけると、ありがたく思います」と話した。
市立博物館では、通常は非公開の十二天像などの仏画展も始まった。
(小沢伸介)