ジャンル・エリア : 山 | 福井 | 自然 2016年05月25日

木漏れ日が差し込む中、鮮やかな緑のシャワーが降り注ぐブナ林=大野市の平家平で
大野市巣原の平家平に広がるブナ林が新緑の鮮やかさを増している。晴れ間が広がった24日は、小鳥のさえずりが心地よく響く中、木漏れ日が地面まで差し込み、登山者たちが景色を堪能していた。
標高1200メートル付近の40ヘクタールに約1万本のブナが立ち並ぶ。
例年より2週間ほど早く若葉が芽吹いており、樹齢100年を超える巨木や奇妙に曲がりくねった木など、自然の造形美が目を引く。地面には薬草のオウレンが生い茂り、ブナの若葉とともに生命の息吹が感じられる。
兄と妻の3人で訪れたという市内の男性(72)は「毎年来ているが、いつ見ても癒やされる」と魅了された様子で話していた。
(藤井雄次)