ジャンル・エリア : 展示 | 甲信越 2016年07月05日

飯田に初登場というトゥオジアンゴサウルスの生体復元像=飯田市美術博物館で
飯田市美術博物館はこの夏限定で、大型植物食恐竜トゥオジアンゴサウルスの生体復元像の展示を始めた。スピノサウルスの全身骨格模型を展示していた場所で、全長約7メートルの迫力を見せている。9月中旬まで。
トゥオジアンゴサウルスは背中に大きなとげが並ぶ剣竜の仲間。同じ仲間で有名な北米のステゴサウルスと同じジュラ紀後期(約1億6000万年前)に中国で生息していた。全長約7メートル、体高約2メートル、体重およそ4トン。
地面近くの植物を食べ、とげで体温調節や外敵から身を守る役目をしていた。同館の小泉明裕学芸員(55)は「飯田でこの生体復元像を見られるのは初めて。実際の大きさを体感して興味を持って」と話していた。
スピノサウルスの全身骨格模型を広島県立美術館の「大恐竜展」に貸し出しており、代わりに展示業者から借りた。併せて、ステゴサウルスの頭骨としっぽのとげのレプリカも借りて展示している。
(石川才子)