ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 歴史 2016年10月07日

期間限定で公開される愛知大公館。手前に洋館、奥に和室が並ぶ=豊橋市高師石塚町で
洋館に和室を併設した木造平屋の482平方メートル。洋風の玄関から入ると、左手の部屋は天井が高く、暖炉や椅子、テーブルが並ぶ。右手に進むと、急に天井の低い和室がある。愛知大の藤田佳久名誉教授は「生活空間として後に増築され、和洋折衷は珍しい」と話す。師団長官舎として全国で唯一、当時の姿を残している。
戦後は大学の学長や教員の宿舎となったが、20年以上は使われていない。普段は館内に入ることができないが、2012年に洋館部分のみ公開した。
見学は午後1時半~4時半。初日は愛知大豊橋キャンパス(豊橋市町畑町)で、藤田名誉教授らの講演会もある。公館を描いた絵画展や「豊橋の偉人パネル展」も同時開催する。
愛知大東亜同文書院大学記念センターが主催し、市が共催。(問)同大豊橋総務課=0532(47)4111
(相沢紀衣)