ジャンル・エリア : テーマパーク | 動物 | 展示 | 甲信越 2016年12月01日

新たに仲間入りしたタヌキのバジルちゃん=飯田市立動物園で
飯田市立動物園に茶色いタヌキの雌「バジル」が仲間入りし、22日から展示が始まった。園内にいるタヌキは珍しい白色のアルビノ「キクマル」で、一般的な茶色が見られるのは3年9カ月ぶりという。
バジルは富山市ファミリーパークから14日に来園した。担当飼育員の松本歩さんによると警戒心が強く、日中は巣箱や木の穴、獣舎の隅にいて、周囲の様子をうかがっていることが多い。
一般的なタヌキは体が茶色で目の周りが黒いが、バジルは色が薄め。松本さんは「白いタヌキに見慣れたかもしれないけれど、野生によくいるのは茶色。じっくり観察して」と話していた。
動物園では近接する新潟県での鳥インフルエンザ発生を受けて30日、園内の鳥たちが感染しないよう、鳥の獣舎や車両が出入りする門の周辺に、殺菌効果のある消石灰を散布した。
(石川才子)