ジャンル・エリア : 城 | 展示 | 愛知 | 花 | 芸術 2016年12月16日

虎の障壁画に囲まれた玄関二之間で作品を仕上げる華道家の假屋崎省吾さん=名古屋城本丸御殿で
復元が進む名古屋市中区の名古屋城本丸御殿で、華道家の假屋崎省吾さん(57)による華道展「百花絢爛(けんらん)in名古屋城」が16日から始まるのを前に15日、報道機関向けにお披露目があった。
幼いときから城や寺社に関心があるという假屋崎さんは、昨年12月に松山城(愛媛県)を皮切りに城での個展を始め、名古屋城は第2弾。
車寄せや表書院など本丸御殿内8カ所に27点の生け花が並ぶ。使用する約2000本の花のうち、約7割が県産。花を生ける器には瀬戸焼や七宝焼、常滑焼を使っている。キクやツバキ、オンシジウムなどの色鮮やかな花と、流木やシダレクワを組み合わせ壮大な花の世界を演出する。
假屋崎さんは「念願だった名古屋城での個展ができて幸せ。花の生命力や美しさを感じてもらえれば」と話した。
華道展は25日まで。名古屋城の観覧料が必要。(問)名古屋城総合事務所=052(231)1700
(朝国聡吾)