ジャンル・エリア : グルメ | 三重 2016年12月20日

磯着姿でヒジキ入りのパンをPRする小寺さん=県庁で
鳥羽市菅島で海女の見習いをしている小寺めぐみさん(34)と、岐阜県美濃加茂市のパン店ベッカライフジムラが共同開発した芽ヒジキ入りのライ麦パンが21日に発売される。小寺さんは「ヒジキには鉄分やカルシウムがたっぷり。小さな子どもに食べてほしい」と話す。
小寺さんは、岐阜県富加町出身で、2012年に夫の故郷の鳥羽市に移住。菅島では海女の見習いとして、海藻などを収穫している。1歳8カ月の双子の子育て中で、栄養価の高い海藻を子どもたちに気軽に食べてもらいたいと、実家近くのフジムラに協力を呼び掛け、商品化した。
パンの名前は、ドイツ語で「めぐみ」を意味するSegen(ゼーゲン)。ライ麦の香りとヒジキの風味、カシューナッツの食感が楽しめる。
「柿などのジャムはもちろん、カキのアヒージョや、なめろうなど、和洋のおつまみに合わせてもおいしい」と小寺さん。しっかりとした食感で、よくかむ習慣も付けられるという。
ゼーゲンは1グラム1.5円で、1ホールは約1200円。フジムラの店舗に並び、通信販売も受け付ける。(問)ベッカライフジムラ=0574(66)8195
(大山弘)