ジャンル・エリア : グルメ | 富山 | 野菜 2017年01月25日

試食会に出されたカンカン野菜をふんだんに使った料理=富山市新富町のエクセルホテル東急で
富山でとれる冬限定の野菜「カンカン野菜」を使った料理の試食会が24日、富山市新富町のエクセルホテル東急であった。
寒い冬の時期に育てられることで甘さが増す、県のブランド野菜。現在、キャベツやニンジン、カブなど14品目が指定されている。野菜を作る時期が限られ生産量が少ないため、知名度を高めようと県と同ホテルなどが共同で試食会を企画した。
同ホテルの青野桂三シェフ(56)がカンカン野菜を材料に仕上げた料理7品を用意。オーブンで火を通したニンジンやカブに、かにみそを付けて味わう「バーニャカウダ」や、オリーブオイルだけで味付けしたほうれん草のソテーなどに、生産者や県職員ら15人は「本当に甘い」「普段食べている野菜と全然違う」とうなっていた。
ホウレンソウを育てている富山市上熊野の若林佳晃さん(35)は「手間暇がかかっていて、とてもおいしい野菜。いろんな人に味わってほしい」と話していた。
同ホテルでは2月8日にカンカン野菜を使った料理が楽しめるトークショーを企画。ランチ(6品、2800円)と、ディナー(7品、5500円、いずれも税込み)がある。(問)同ホテル076(441)0015
(向川原悠吾)