ジャンル・エリア : テーマパーク | 富山 2017年01月31日

幹から真ん丸の果実が成長したフクベノキ=県中央植物園で
熱帯アメリカなどが原産の「フクベノキ」が、富山市婦中町上轡田の県中央植物園の温室で丸い緑色の実を付け、来場者を楽しませている。
実は直径25センチほどで、幹から直接ぶら下がっているのが特徴。淡い黄色の花を咲かせた後、実を付ける。食用ではないが殻が堅いことから乾燥させて容器や装飾品などに使われるという。
同植物園の熱帯雨林植物室にあるフクベノキは高さ6メートルほどに育ち、現在6個の実を付けている。例年は2、3個で、これまででは一番多いという。
職員の志内利明さん(47)は「数カ月は落ちないし、不思議な実の付け方をしているので見に来てほしい」と来場を呼び掛けている。(向川原悠吾)