ジャンル・エリア : 山 | 福井 | 自然 | 花 2017年04月11日

柔らかな日差しを受け、かれんな花を咲かせるカタクリ=大野市矢の矢ばなの里で
大野市矢の「矢ばなの里」のカタクリ群生地が見頃を迎えている。西日本最大という3ヘクタール、100万本のカタクリが、里山の中で薄紫の花を咲かせている。
4月に入って花を咲かせ始め、ここ数日の高温に誘われるように咲く数が増えてきたという。10日も大勢の人が訪れ、山肌を覆う薄紫の花と緑の葉を楽しんでいた。見頃は16日ごろまでという。
地元では、住民たちが2006年秋に桜の植樹を始め、里山を整備する中でカタクリの群生地を発見。群生地に遊歩道を整備した。大野市有終南小学校3年の女の子(8つ)は「きれいでかわいい」と喜び、祖母(59)は「これだけの群生地は初めて」と感動していた。
(正津聡)