ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 三重 | 特産 2017年07月12日

「蔵カフェ」で体験メニューをPRする伊藤さん(右)=いなべ市大安町石榑南で
茶葉を手もみし、土壁の蔵でお茶や茶葉料理を味わう-。いなべ市大安町石榑南の茶製造販売「マル信 緑香園」は18日、新趣向の体験メニューを始める。予約した1日2組限定で、9月末まで。
体験では茶葉を手でもみ、電子レンジで乾燥させる作業を繰り返し、手もみ茶を作る。工場を見学後に、蔵を改装した「蔵カフェ」で茶葉を使ったおひたし、バウムクーヘン、かき氷を味わう。
蔵カフェは木造2階建て延べ約40平方メートル。1930~75年ごろは出荷前の茶葉を保管していた。体験会場として使うため、6月に内装を変えた。キャンドルやオイルランプで明かりを取る。
受け入れるのは午前10時~正午、午後2~4時で各回1組ずつ。1組は2~6人で参加費は1人2300円(税込み)。前日までに予約する。
いなべの茶に興味を持ってもらおうと、緑香園と市が企画した。5代目の伊藤典明さん(44)は「日々忙しい女性に茶を味わいながら心を癒やしてもらえたらうれしい」と話す。(問)緑香園=0594(78)0027
(大西里奈)