
フリーダ・カーロをイメージした花壇について解説する坂本希和子さん(左から2人目)=県中央植物園で
絵画を花壇で表現した「草花で彩るアートガーデン」が富山市婦中町の県中央植物園で来場者を楽しませている。3日、デザインを手掛けた南砺市のカラープランナー坂本希和子さん(54)による花壇の解説があり、45人が参加した。(柘原由紀)
坂本さんは、仲間の花愛好家の協力で入り口近くの通路にルノワールやクリムトなどの画家や作品をイメージした6つの花壇を設けた。メキシコの現代画家フリーダ・カーロの花壇では、ダリアなど画家の母国原産の植物を使い、情熱的なイメージを作り上げた。
参加者は、植えられた花の育て方を質問したり、「絵の通り個性的ね」と感想を話し合ったりしていた。坂本さんは「植物という予測不可能なものをデザインしてみたかった。植物園の環境も生かした花壇で、時間軸で楽しみ方が変わってくる」と魅力を語った。