ジャンル・エリア : 動物 | 展示 | 石川 2017年09月05日

保護されたニホンカモシカの子ども=県森林公園で
津幡町の県森林公園は園内の動物園で生後5カ月のニホンカモシカを展示している。焼田康彦所長によると、5月に親とはぐれ同町加茂の用水に落ちて衰弱していたところを保護され、8月下旬までいしかわ動物園で育てられていた。
体長80センチほどの雄。人に慣れており、人が来るとフェンスまで近寄ってくる。現在は牛の飼料をこまかくして与えている。飼育員の吉田好寿さんは「寂しかったり、遊んでほしいときは鳴きながら寄ってくる」と何ともいとおしそう。
ニホンカモシカは角が特徴的だが、吉田さんによると少し生えてきているという。「助かってよかった。無事に育ってほしいし、かわいらしい姿をぜひ見にきてほしい」と話す。
園はこのまま飼育する予定で、今後愛称を募集する。園内の動物園にはサルやイノシシ、タヌキ、キツネなどがおり、シカとは触れ合うことができる。入園無料。開園時間は午前9時から午後4時。年末年始を除き無休。 (島崎勝弘)