ジャンル・エリア : まつり | 文化 | 石川 2017年09月08日

息を合わせてみこしをかつぐ町民=小松市安宅町で
小松市安宅町の安宅まつりが7日、始まった。9日まで。初日は地区ごとに担がれるみこしや安宅町宮獅子保存会による獅子舞があった。住民は悪天候に慣れており、あいにくの雨天にもかかわらず、町内は熱気に包まれた。(長屋文太)
豪華みこし 男衆の勇姿
金色の鳳凰(ほうおう)を載せた豪華なみこしが、安宅の男性たちによる「わっしょい」という力強いかけ声とともに安宅町内を駆け巡った。
安宅住吉神社で神渡式を行った後、出発。同町の9地区と義仲町の男性有志が2日かけて交代でみこしを担ぐ。重さは1.5トン。約30人ほどが息を合わせて持ち上げていた。
飲食店勤務の男性(35)=安宅町=は、今年初めてみこしに参加。「かなりの豪雨だったが、逆に清められているようで気持ちいい」と話した。息子(2つ)は「パパが見たいから」と言って父親の勇姿を母親と一緒に楽しそうに見守っていた。