ジャンル・エリア : 動物 | 水族館 | 生き物 | 福井 2017年09月14日

親にしっかりと寄り添うオウサマペンギンのひな(左)=坂井市の越前松島水族館で
坂井市の越前松島水族館で、11年ぶりにオウサマペンギンのヒナ1羽が生まれた。13日も、全身濃い茶色の羽毛に覆われて母親にぴったり寄り添うかわいらしい姿が、来館者を喜ばせていた。
母親は同館で2006年に誕生し、ヒナは今年初めて組んだ雄との間に生まれた。6月21日に産卵。先月15日のふ化時に15センチだった体長は45センチに、200グラムだった体重も約3キロに成長した。雌雄はまだ分からない。
餌は、親から胃で消化した魚をくちばし伝いにもらい、すくすくと成長しているが、まだまだ甘え盛り。展示スペースの奥で母親の足の上にうずくまったり、おなかの下に頭を隠したり。この日遠足に訪れた美浜西小の児童らは大喜び。5年生の男児は「初めて見た。かわいい」と話した。
(中田誠司)