ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 愛知 | 水族館 | 生き物 2017年12月18日

オーストラリアの海に生きる魚たちを紹介するサンタダイバー=名古屋市港区の名古屋港水族館で
名古屋市港区の名古屋港水族館で、クリスマスを祝うイベントがめじろ押しだ。飼育員がサンタクロースの格好で水槽に潜って解説したり、コケでつくったクリスマスツリーもお目見え。国内のカメを特集する特別展も開かれており、子どもたちの人気を集めている。
「あ、サンタさんだ-」。水族館南館のサンゴ礁大水槽の中を、サンタクロースの衣装を着た飼育員が泳ぐと子どもたちが水槽の壁にへばりつき、歓声を上げた。
「サンタダイバー」と呼ぶこのイベントは、クリスマスの25日まで、平日は午後2時半、土日祝日は午前11時半と午後3時にそれぞれ開いている。オーストラリアの熱帯の海「グレートバリアリーフ」にすむ魚など150種について、サンタ姿の飼育員が水中で解説する。
南館2階には、南米のコケの一種「ウィローモス」でつくったクリスマスツリーも展示。クリスマスイブの24日は午後6時から北館3階のプールで「ナイトパフォーマンス」を開催し、イルカのジャンプを間近で見られる。
クリスマスイベントの影でひそかに子どもたちの人気を集めているのが、日本に生きる12種20点のカメを特集した企画展。国の天然記念物で沖縄にすむ「リュウキュウヤマガメ」や、個体数が減る日本固有種「ニホンイシガメ」、凶暴な外来種の「ワニガメ」などを紹介している。
尾張旭市から母親らと訪れた保育園児の男児(4つ)は「ニホンイシガメが、とってもかわいいと思った」と目を輝かせていた。
カメ展は来年5月27日まで。水族館は年末年始も休まず営業する。
(池内琢)