ジャンル・エリア : まちおこし | イルミネーション | 福井 | 鉄道 2017年12月19日

駅舎に浮かび上がるハート形のイルミネーション=敦賀市のJR新疋田駅で
敦賀市愛発(あらち)地区のJR新疋田駅の駅舎で、ハート形のイルミネーションが輝いている。駅名を「愛発」に改名するよう求めている住民の活動を知った敦賀高校の生徒たちが「“愛”の出“発”駅」とアピールし、応援しようと製作した。
地区の住民有志は今年3月、同駅を愛発駅に改める働き掛けを求める嘆願書を市に提出。観光PRの授業を選択していた敦賀高商業科、情報経理科の3年生7人がこの話を知り、地区を盛り上げようとイルミネーションの設置を申し出た。
駅舎入り口のホーム側には、ハート形のイルミネーションを設置。バックに「愛発」と描いた。屋根には赤く光るチューブで、5メートルほどのクリスマスツリーをイメージした飾りを付けた。「愛の出発駅」と書かれたボードも作り、駅表の駐車場側に掲示した。
イルミネーションは25日までの午後5~9時に点灯する。
リーダーの情報経理科3年、佐藤果歩さんは「愛発の名前が広がって、地区に多くの人に来てもらいたい」と話し、愛発地区区長会の谷口宗二会長(68)は「過疎化が進む中、若い力の後押しはありがたい」と喜んでいる。
(米田怜央)