ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 甲信越 2017年12月22日

「山紫プレミアム」をPRする村田さん=伊那市役所で
伊那市と信州大農学部(南箕輪村)が連携して開発したヤマブドウワイン「山紫(やまむらさき)」の高級版「プレミアム」の販売が22日から、市内の酒店や観光施設で始まる。昨年に続く取り組みで、230本を出荷する。
市内で栽培された2016年産のヤマブドウを、伊那ワイン工房(同市美篶)が醸造。欧州産木だるで貯蔵した期間を含め14カ月熟成させた。同社の村田純社長(56)によると「力強く、酸味がある。昨年に比べ木の香りがおだやか」という。
フルボトルの720ミリリットル瓶は4000円(70本)、ハーフの375ミリリットル瓶は2300円(160本)。
伊那市などは、遊休荒廃農地活用や農業振興のため2006年から「伊那やまぶどう・ワイン開発プロジェクト」を始めた。現在、山紫の原料には農家3軒が栽培したヤマブドウ「信大W-3」を使っている。
(近藤隆尚)