ジャンル・エリア : テーマパーク | 富山 | 展示 2017年12月25日

イヌにちなんだ植物や写真などを展示する会場=県中央植物園で
名前に「イヌ」が付く植物には、有用な植物より質が劣るなど否定的な意味が含まれることが多いという。香辛料に使われる本タデに対して辛みがなく役に立たないイヌタデや、ビワのような実がなるものの質が劣るイヌビワなどがあり、それぞれ標本と植物画で紹介している。
実物は4種類を展示。タカワラビは中国名で金毛狗(きんもうこう)と呼ばれ、「狗」はイヌを意味する。毛で覆われた根茎を金色の毛のイヌに見立てているという。
同園企画情報課の吉田めぐみ副主幹は「昔の人は植物をよく見て名前を付けている。植物に興味を持つきっかけに」と来場を呼び掛けている。午前9時~午後4時半。入園料は大人300円、高校生以下と70歳以上は無料。木曜と28日~1月4日は休み。 (山中正義)