ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川 2018年01月10日
能美市特産の加賀丸いもの魅力を子どもたちに伝えようと、JA根上加工部会「根上屋」が、丸いもの皮などを使ったシフォンケーキ「丸いもシフォンケーキ(丸いもチップス入り)」を作った。もっちりしっとりした食感が特徴。2月に同JA直売所で発売する。(吉野淳一)
すりおろした丸いもと、乾燥して細かく砕いた皮をふんだんに入れた。丸いもの強い粘りが独特の食感を生み、皮の香りがほのかな甘みを引き出している。直径20センチ、高さ11センチほど。1ホール2500円、1カット250円で販売する。
年間3トンの加賀丸いもを加工する根上屋では、廃棄される数百キロの皮の活用が課題となっている。皮を利用した加工品は、ドリップコーヒー用の粉末に続いて今回で2例目。
根上屋は9日、地元の大成、福岡、福島の3保育園に、おやつとしてシフォンケーキをプレゼント。30日までに、市内15の全保育園に計100ホールを贈る。
浜田加代子代表(69)は「近年はドライフルーツなどのドライフードが人気。乾燥した丸いもの皮も、流行の仲間入りできるようにPRしていきたい」と意気込んでいた。