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【静岡】ロボットとどう共存? 浜松科学館特別展

ジャンル・エリア : オブジェ | サブカルチャー | 展示 | 静岡  2018年01月18日

等身大のアトムと、展示について説明する鶴田雅之館長=浜松市中区で

等身大のアトムと、展示について説明する鶴田雅之館長=浜松市中区で

等身大のアトムなど展示

 リニューアルのため来年6月まで休館する浜松市中区の浜松科学館で、特別企画「鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展」(中日新聞東海本社後援)が始まった。手塚治虫氏(1928~89年)の漫画「鉄腕アトム」の複製原稿や等身大アトムの展示、手塚作品を読める図書コーナーなど、盛りだくさんの内容を楽しめる。入場無料。3月31日まで。

 メインは、鉄腕アトムの直筆原稿の複製とパネルの展示だ。研究室に横たわる等身大のアトムや、アトムについて語った手塚氏の肉声の放送もある。ロボットを都合よく使おうとする人間と、それに反抗するロボットを描いた物語などを紹介している。

 図書コーナーには、手塚作品が約500冊並び、手に取って読める。その他に、これまでに放送されたアニメの第1話と最終話を、開館時間中に常時上映している。土日祝日と3月17日からは体験コーナーで、実際に福祉施設で使われているロボットと会話することもできる。

直筆原稿の複製も展示されている=浜松市中区で

直筆原稿の複製も展示されている=浜松市中区で

 鶴田雅之館長は「ロボットの技術が発達していくと、果たして人間とは何だろうと疑問が出てくると思う。将来、共存していく社会について考えてもらえれば」と話した。

(相沢紀衣)