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【長野】2年ぶり穴釣り解禁 美鈴湖のワカサギ

ジャンル・エリア : イベント | 甲信越 | 自然  2018年02月01日

氷上でワカサギの穴釣りを楽しむ人たち=松本市の美鈴湖で

 松本市三才山の美鈴湖で31日、氷上ワカサギ釣りが解禁された。昨年は暖冬で見送られ、氷上の穴釣りは2年ぶり。市内外から訪れた釣り客は、早朝から氷点下の厳しい寒さの中で久々の感触を楽しんだ。寒さが続けば、氷上の釣りは2月下旬まで続けられそうという。

 美鈴湖は、美ケ原高原へ向かう途中の山あいにある標高約1000メートルの人造湖。湖畔のウテナ荘によると、今冬は1月下旬に全面結氷し、現在の氷の厚さは15~20センチ。安全な場所を限定して解禁にこぎ着けた。

 釣りは午前7時から午後4時まで。初日は解禁時間を前に、熱心な釣り客約30人が訪れた。気温は氷点下8度。氷上に出ると、専用のドリルで直径10数センチの穴を開けて釣り開始。それぞれ1時間ほどで数10匹を釣り上げていた。

 小諸市から来た園芸業の男性(65)は、ワカサギ釣り歴25年。手作りの竿(さお)とスマホ連動の魚群探知機を使うベテランだ。「小さい魚を相手にするが、釣れる瞬間の微妙な感触が何とも言えない。初日の目標は200匹」と魅力を話した。

 ウテナ荘の浅沢圭二郎さん(40)は「今年のワカサギは3~12センチと小ぶりだが、湖での採卵、ふ化によって数は例年の3~4倍。シーズン中、無事故で楽しんでほしい」と話した。

 美鈴湖の入漁券は1人1000円(小学生以下は無料)。4日には氷上ワカサギ釣り大会が開かれる。事前の申し込みが必要で、参加費(入漁券別)は1人500円。(問)美鈴湖ウテナ荘=0263(46)0866

 (野口宏)