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【愛知】奉納餅つき「よいしょ」 28日、国府宮はだか祭

ジャンル・エリア : まつり | 愛知 | 文化 | 神社・仏閣  2018年02月19日

力強くきねを振り下ろし、餅をつく厄年の男性たち=一宮市東五城の東五城神明社で

力強くきねを振り下ろし、餅をつく厄年の男性たち=一宮市東五城の東五城神明社で

 28日に稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)で開かれる「国府宮はだか祭」を前に、各地の鏡餅奉納の奉賛会が18日、餅をつき、機運を高めた。

 奉賛会は、稲沢市を中心に県内外に40以上あり、半数ほどがこの日に取り組んだ。祭り直前の26、27日に、それぞれ神社に納めるという。

 稲沢市の六角堂地区などの住民129人でつくる「友善会」は8俵分を使用。男衆がきねと臼でついた餅をくっつけて大きな塊にした後「よいしょよいしょ」と掛け声を上げながらサラシを何重にも巻き付け、円柱状に整えた。

 六角堂東町の不動産業の男性(59)は「還暦を迎えるので、厄落としのつもりで一生懸命餅をこねました」と笑顔で話した。

 一宮市東五城では尾西地区の厄年の男性でつくる「尾西厄年会」も8俵分のもち米をつき、直径120センチの鏡餅に。40年以上続くが、最近は参加者が減少しているといい、本年度の会長の野田一郎さん(40)は「しっかり受け継ぎたい」と話した。

 2016年の祭りで大鏡餅奉納を担った一宮市奥町奉賛会も5俵分を用意。同会事務局長の柳田敏治さん(52)は「大鏡餅奉納を機に始まったが、地域で人が集まる機会になってきた」と喜んだ。

 (秦野ひなた、植木創太)