ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術 2018年03月20日
能面作り教室の生徒が手掛けた作品が並ぶ「元匠会能面作品展」が射水市小杉展示館で開かれている。25日まで。
高岡市内で月2回開いている教室の生徒と指導者の計5人が出品。教室生が最初に教わるという「小面(こおもて)」や、能面の代表作ともいえる「般若」など28作品が並ぶ。木を彫刻刀で彫り込んで作り、完成までに初心者は1年、熟練者でも3カ月ほどかかるという。
面は左右非対称に作られ見る角度によって笑ったり悲しそうだったりと変化する表情が楽しめる。出品した教室生の谷川鶴義さん(83)=射水市三ケ=は「能面を作る人は県内では珍しくなったのではないか」と話し、来場を呼び掛ける。入場無料。 (山本拓海)