ジャンル・エリア : まつり | 文化 | 甲信越 | 自然 2018年04月26日
小谷、白馬、大町の三市村を通る古道「塩の道」を、江戸期の旅姿などにふんした住民や観光客らが歩く「塩の道まつり」が、5月3日から3日間の日程で開かれる。
「塩の道」は松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ千国街道の別称で、物流などで栄えた。まつりを通じて沿道の文化や自然の豊かさを再確認する。三市村の観光団体などでつくる実行委員会が主催し、39回目。
初日は小谷村の下里瀬-栂池高原(約9キロ)。里山の道で、道端の石仏や虫尾阿弥陀堂などの史跡を巡る。
2日目は白馬村の落倉自然園-白馬グリーンスポーツの森(約9キロ)。北アルプスの眺めが良く、大半を雪に覆われた山肌のうち、雪が解けてあらわになった地面の形を絵に見立てる「雪形」が楽しめる。白馬岳には「代かき馬」が浮き上がる。
最終日は大町市内の仁科三湖を巡る「湖畔道中」(青木湖東側-森城址、約11キロ)と、東山周辺の神社仏閣を拝観する「山麓道中」(仁科神明宮-塩の道ちょうじや、約10キロ)のどちらかを選ぶ。
参加は無料で、1日や2日のみのでも可。最終日の山麓道中は限定100人で事前の申し込みが必要。(問)塩の道まつり実行委員会=0261(22)0190
(林啓太)