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【長野】北アの尾根で自然観察会 安曇野で19日、参加を

ジャンル・エリア : | | 生き物 | 甲信越 | 自然  2018年05月15日

烏川左岸に残る4体の馬頭観音=安曇野市堀金で

烏川左岸に残る4体の馬頭観音=安曇野市堀金で

 北アルプス山麓の尾根道を歩いて植物や野鳥の観察を楽しむネイチャー・ウオーキングが19日、安曇野市堀金烏川で開かれる。県烏川渓谷緑地環境管理事務所主催の自然観察会。通常の登山ではほとんど通ることのない標高千数百メートルの尾根道約5キロ(高低差約500メートル)を歩く健脚向けのイベントで、同事務所が参加者を募集している。

 観察会は同事務所の名物講座「からすの学校」の一つで、講師は地域環境研究室の浅川行雄さん。

 午前8時に烏川林道の栃平(とんでーら)に集合、30分後に出発する。栃平は江戸時代に農民屋敷があった。林道をしばらく歩き、烏川を対岸(左岸)に渡った所に4体の馬頭観音が立っている。

 その後、河床からの標高差約220メートルを登って尾根に取り付く。鉄塔のある平たん地は太古の烏川の跡で、河床礫(れき)が転がっているという。

 尾根道をさらに進み、展望が開けた場所で昼食。天気が良ければ眼前に残雪に輝く常念岳が見られる。昼食後は二の沢の河畔林を観察しながら、1時間余りかけて烏川林道沿いの「まゆみ池」まで下り、待っているバスで栃平へ帰る。

 定員25人、参加費は500円。急な尾根道を長時間歩くため、靴や雨具、昼食、飲み物など登山の支度が必要。

 (問)県烏川渓谷緑地環境管理事務所=0263(73)0203

 (野口宏)