ジャンル・エリア : スポーツ | テーマパーク | 山 | 甲信越 | 自然 | 花 2018年05月29日
花の百名山の一座、富士見町の入笠(にゅうかさ)山(1,955メートル)で、ドイツスズランが見頃を迎えている。山麓でスキー場を運営する富士見パノラマリゾートが整備した「入笠すずらん山野草公園」には約20万本が植えられているといい、白い鈴のような花が県内外の登山者やハイカーらを迎えている。
山野草公園は標高1780メートルのゴンドラリフト山頂駅近くにある。東に八ケ岳連峰、南に富士山や南ア駒ケ岳を展望する絶景ポイント。6月中旬には歩いて10分ほどの入笠湿原に自生する約100万本の日本スズランが咲くという。
東京都内から友人と2人で遊びに来たという男性会社員(26)は、スズランの写真撮影に夢中。「花は愛らしく、山の景色も最高。今度はスキーに来たい」と話していた。
公園内には野生ランの王者とも言われるホテイアツモリソウの実験園があり、赤紫色の大きな花を付けている。絶滅が心配される希少なランで、同町のアツモリソウ再生会議が保護活動を続けている。
入園無料だが、ゴンドラリフトは中学生以上が往復1650円、小学生は同800円、幼児は無料。
(問)富士見パノラマリゾート=0266(62)5666
(野口宏)