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【福井】イチゴどら焼きいかが 小浜の老舗が発売

ジャンル・エリア : グルメ | 果物 | 福井  2018年05月31日

海辺のいちご畑のイチゴを使ったどら焼き=小浜市雲浜の志保重西津店で

海辺のいちご畑のイチゴを使ったどら焼き=小浜市雲浜の志保重西津店で

 小浜市雲浜の老舗菓子店「志保重」西津店が、高浜町和田の大規模園芸イチゴハウス「海辺のいちご畑」のイチゴを使ったどら焼きを発売した。

 海辺のいちご畑は、愛知県の農業法人などで働いた経験がある酒井輝(ひかる)さん(31)=大阪府八尾市出身=が、高浜町の第3セクターが整備した施設の運営に手を挙げて誕生。「章姫」「紅ほっぺ」「よつぼし」の3種類を生産している。

 イチゴ狩りがメインだが、開園が3月末に遅れたことで、今年の経営はやや苦戦。地域の生産・加工者たちが苦境に手を差し伸べ、余ったイチゴをおおい町の梅の6次産業化を手掛ける企業組合「うめっぽ」がジャムに加工。志保重がジャムを、定番のどら焼きにあんと一緒に挟み込んだ。

 志保重で和菓子製造を担当する清水勇雄さん(46)は「少しでも若手農業者の力になれば」と思いを語り、酒井さんは「イチゴの魅力を引き出していただいた」と感謝している。

 1個税込み194円。道の駅などでも販売している。

 (山谷柾裕)