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【富山】月モチーフ 鋳物の菓子器 大野屋180周年 能作とコラボ

ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 富山 | 文化 | 歴史 | 芸術  2018年06月21日

大野屋の創業180年を記念して作った菓子器「月うつわ」=高岡市木舟町で

大野屋の創業180年を記念して作った菓子器「月うつわ」=高岡市木舟町で

 高岡市木舟町の老舗和菓子店「大野屋」が創業180年を記念し、同店初めてとなる菓子器「月うつわ」を作った。同市の鋳造メーカー「能作」とのコラボレーション企画で、高岡が誇る鋳物作りの技を駆使したスズ製。大野屋高岡木舟町本店と能作本社(同市オフィスパーク)で販売している。

 大野屋は1838(天保9)年に創業。両社は昨年に能作の創業100周年を記念し、共同で「高岡ラムネ」を発売した縁がある。

 器のデザインは市ゆかりの万葉歌人・大伴家持らがたびたび歌に詠んだ月をモチーフに、金箔(きんぱく)を施して光が差し込む様子を表現。デザインを手掛けた大野屋の大野悠さん(40)は「時を経ても美しさが変わらない月のように、私たちもまた10年、20年と、人と人とをつなぐお菓子を作り続けていきたい」と思いを語る。

 県外でもイベント出店するなどして販売する。1枚9800円(税別)。

 (山本拓海)