ジャンル・エリア : 山 | 石川 | 自然 2018年07月02日
1日に夏山開きし、本格的な登山シーズンが始まった白山(2702メートル)。土、日曜を利用した多くの登山客が昨年開山1300年を迎えた霊峰で、新たな歴史の一歩を刻んだ。
夏山開き前日の30日は霧に包まれ、足元を確認しながら、室堂を目指す登山客の姿が目立った。一夜明けた1日は午前10時ごろから青空が広がり始め、雄大な景色を眺めつつ山頂を目指していた。
主要登山道の砂防新道では真っ白い花を咲かせたキヌガサソウ、宿泊施設のある室堂周辺にはクロユリなど色鮮やかな高山植物が咲き誇り、登山客を楽しませた。
登山サークルのメンバーと一緒に訪れた能美市下開発町、無職の男性(69)は「地元の名山で多くの植物を見ることができるのが魅力。今年でサークルが解散するので、最後にみんなと登ることができて良かった」と話した。
(文・冨田章午、写真・篠原麻希)