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【静岡】リュウゼツラン咲き誇る 数十年に一度だけ開花

ジャンル・エリア : 自然 | | 静岡  2018年07月11日

花を付けたリュウゼツラン

花を付けたリュウゼツラン

 浜松市中区富塚町に住む税理士、中野和嘉さん(64)の畑に、数十年に一度だけ花が咲くリュウゼツラン(竜舌蘭)が見頃を迎えている。20日ごろまで楽しめそうだ。

 はままつフラワーパーク(西区)によると、リュウゼツランは南米原産の多肉植物で、蒸留酒テキーラの原料。アロエのような多肉質で先がとがった葉が竜の舌をイメージさせることから、この名が付いたという説もある。

 30年ほど前に、サボテン好きの親戚から4株もらい、そのうちの1株が3月中旬、葉の中央から茎が3メートルほど伸びているのを、中野さんが発見。さらに7メートル近くにまで伸び、6月になると、黄色い花が咲いた。

 リュウゼツランは数十年かけて育ち、花を咲かせたら枯れてしまう。「哀愁を感じる。人生に置き換えて見てます」と、中野さんは自分の背を追い越して咲き誇る花を優しく見やった。

(飯田樹与)

高さ約7メートルもあるリュウゼツランを指さす中野和嘉さん=浜松市中区富塚町で

高さ約7メートルもあるリュウゼツランを指さす中野和嘉さん=浜松市中区富塚町で