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【富山】伊能忠敬 射水での朝食 道の駅新湊が再現

ジャンル・エリア : グルメ | 富山 | 歴史  2018年07月31日

伊能忠敬へ出されたとされる朝食を再現した御膳=射水市鏡宮で

伊能忠敬へ出されたとされる朝食を再現した御膳=射水市鏡宮で

「当時のごちそう」

来月末まで販売

 初めて正確な日本地図を作った江戸時代の測量家・伊能忠敬が、測量で射水市放生津町を訪れた際、宿泊先で食べたとされる朝食を再現した「伊能忠敬おもてなし御膳」が、同市鏡宮の「道の駅カモンパーク新湊」のレストランで提供されている。1日15食限定、8月末まで。(山本拓海)

 道の駅に隣接する市新湊博物館が発見し、今年4月に発表した献立書きを基にメニューを考案した。

 アマダイの焼き物、キスの身と大根の入ったみそ汁、葉付き大根の漬物、すだれふ・マツタケ・サトイモの煮物、ご飯の5品をセットにし、放生津の材木商が1803年8月4日に忠敬へ出したとされる朝食を再現。うま味調味料のない200年前の時代背景を考慮し、素材を生かした味付けに仕上げている。

 今月上旬、メニューに加えたところ、歴史好きに好評という。支配人の中野義春さん(58)は「当時は北陸各地から食材を集めたごちそうだったと思う。今の時代がどれだけ恵まれているかをかみしめて味わうのも良いのでは」と話す。1食税込み1100円。